共働き夫婦の家事分担は、お互いに納得のいく形にするのは難しいものです。
一方に負担が偏っている、一方が楽をしている・・・
夫婦でいる以上、家事分担が原因で大喧嘩!は避けたいですね。
家事分担は上手くいけば、夫婦がお互いに思いやりを伝えられる機会にもなります。
大喧嘩になるか、夫婦仲をより深めるツールになるかは、それぞれの夫婦次第です。
今現在、家事分担に不満を感じている方は、これを機会に考え方、方法を見直しましょう。
「家事を全然しない旦那」にイライラしてしまう女性たちに、夫を変える方法、その苛立ちの落とし込み方をお伝えします。
家事分担を考える上での心構え
人間は「平等」が好き
人間は「平等」に重きを置いています。
大抵は誰かと比べて平等性が失われたときに、人間は不満を抱きます。
こんな経験、あなたもありませんか?
・職場であの人の方が仕事が少なくてずるい
・私が家事をしているときに、夫はテレビを見ながらごろごろしていてずるい
・あの人はGIVE & TAKEができない人だよね
職場でも自宅でも、私たち人間が心の中で求めているのは、「平等」です。
家事分担を決める際には、「平等性」を意識しましょう。
旦那にイライラする!という漠然とした怒りを、「平等じゃないから不満を持っていた」と気づき、分析できるだけでも、イライラする気持ちは少し落ち着きます。
精神医学でも、「気づき」は大切です。
夫婦だからこそGIVE & TAKE論だけでは語れない
GIVE & TAKEが夫婦間で上手く成り立っていれば、平等なので夫婦間に亀裂が生まれることはないでしょう。
ただ、愛し合っているから結婚して夫婦になったわけで、GIVE & TAKE論だけで語るのは味気ないです。
お互いに相手を愛する、相手に優しくしてあげたい気持ちがあると思います。
「平等じゃない!」を言いたい気持ちもわかりますが、不満を言っているとついつい思いやりをどこかに忘れてきてしまいます。
世で言うGIVE & TAKE論を持ち出すのはやめて、思いやりを大切にしましょう。
時短家電を最大限取り入れる
共働き夫婦の場合、時短家電を最大限取り入れましょう。
そうすることで、そもそも分担すべき家事が減ります。
例えば、ドラム式洗濯機やロボット掃除機、食洗機、電気圧力鍋などです。
現在も洗濯物を一つ一つ干してるなら、今すぐドラム式洗濯機を購入しましょう。
食器洗いにストレスを感じているなら、今すぐ食洗器を導入しましょう。
かなりの時短になります。
時間に余裕ができると、夫婦はお互いに対して優しくなれます。
妻の家事負担が大きい場合は、夫が時短家電をプレゼントする、というのも嬉しいですね。
夫婦の家事分担における平等って何?
夫婦の平等性を決めるモノサシ
夫婦間で「平等とは何か」と考えた時に、考えられるモノサシはいくつかあります。
給料、勤務時間、通勤距離・・・
様々なモノサシがありますが、これは夫婦仲に亀裂が入ります。
俺の方が給料が高いんだから、給料の差額分家事をやってくれ!
たしかに私は給料は夫より少ない。
だけどフルタイムで働いているから、家事を一手に引き受けるのは負担が重いよ…
上記のような例では、夫はいつか妻から熟年離婚を切り出されちゃいますよ。
帰宅する時間を目安に家事を分けるのがオススメ
働いている時間(+通勤時間)を目安に家事分担をするのがオススメです。
「帰宅する時間」によって家事分担をすれば、お互いが自由にくつろぐ時間が平等です。
具体的には、早く帰ってくる方が、家事を多めにやる。
帰りが遅い方は家事は少なめ。ゴミ出しなど時間が比較的取られにくいものを割り当てる。
こうすれば、夫婦の片方がいない時間に家事を多く済ませられるため、夜に夫婦でゆっくり晩酌する時間も取りやすいでしょう。
やっぱり思いやりが一番大切
家事分担について述べてきましたが、一番大切なのはお互いを思いやる気持ちです。
夫婦がGIVE & TAKE精神だけで動いているのは寂しいものです。
だからといって、思いやり搾取をしすぎてはいけませんよ。
長続きしませんから。
「働いている時間」で家事を分けたとしても、どちらかがものすごく疲れている日もあります。
女性はホルモンバランスによる不調もあります。
そんな日に家事分担通りにやってくれないことを責めてしまったら、さすがに機械的すぎます。
嫌われます。
お互いがつらそうなときは、助ける気持ちを忘れてはいけません。
そして、助けてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちは必ず言葉で伝えましょう。
私たち医者夫婦の実例
夫 | 妻 | |
料理(2食 朝夕) | 〇 | |
洗い物(食洗器) | 〇 | 〇 |
洗濯(ドラム式洗濯機+干す洗濯) | 〇 | |
洗濯物たたみ | △ | 〇 |
掃除機(ロボット掃除機) | 〇 | |
ゴミ出し | 〇 | |
買い出し(食材、消耗品) | 〇 | 〇 |
車の運転 | 〇 | |
片付け | △ | 〇 |
我が家では、夫の方が帰宅時間が遅いので、家事分担は妻の方が多いです。
在宅時間の差を考えると、我が家ではこのようになります。
ただ、夫が休みで妻が仕事の日は、率先して夫が家事をやってくれるので、不満はありません。
夫が帰宅するまでの時間に家事を大方済ませられると、一緒に晩酌する時間が増えるので楽しいですよ!
僕が早く帰ってこれた日は、洗い物や洗濯物たたみ、片付けなど率先して家事をするようにしています。
できる時は率先して家事をやってくれる姿を見ているから、普段私の方が家事をやっていても不満がありません。
夫にもっと家事を率先してやってもらうオススメの方法
ドラマ「知ってるワイフ」を夫婦で観る
2021年1月期木曜劇場で放送していた「知ってるワイフ」を夫婦で観ることがオススメです。
夫婦の家事分担、相手への思いやりを再確認させられるドラマです。
ストーリーも練られていてとても面白いドラマです。
面白いだけでなく、「家事を何もしないで妻に頼りきりの夫のせいで妻が恐妻になってしまった」というストーリーは、夫が家事分担に対する心を入れ替えるきっかけになります。
直接旦那さんに不平等な家事分担について話しにくい場合は、このドラマを一緒に見るのが良いですよ。
僕もこのドラマを観て、夫婦間の家事分担や夫婦間のコミュニケーションについて考えさせられました!
知ってるワイフは今ならFODプレミアムで見逃し配信を行っています。
FODプレミアムは月額976円(税込)です。初回は2週間無料です!
家事分担について話し合うー具体的な家事をリストアップ
夫婦で家事分担については必ず話し合いましょう。
人間は言葉で伝えないと、自分の気持ちは相手に伝わりません。
何も言わない察してチャンは困ります・・・
どんな家事があるかわかっていないから、家事分担が不平等なことに気が付いていない男性はとても多いです。
細かい家事までリストアップして一度教えてあげましょう。
同居する時に家事分担について話し合いましたか?
同居し始めは、お互いに気分が盛り上がって話し合わずになんとなく、という夫婦も多いと思います。
思いやりを忘れずに、家事分担について話し合うことが大切です。
まとめ
家事分担も大切ですが、夫婦ですからお互いを思いやる気持ちが一番大切です。
忘れかけていた人は、これを機会に行動に移してみてください。
家事は一生続くものなので、2人で協力して、いい塩梅でやっていけたらいいですね。